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購買管理(6ページ目)


6.組み合わせ処理

1つの取引に対する請求や受入の伝票は、お互いに組み合わされる必要があります。他の伝票を基に伝票を生成した場合は、自動で組み合わせ処理が実行されますが、そうでない場合は、手動で行います。
組み合わせ処理を実行するには、メインメニューから
購買管理 > 組み合わせた発注-受入-請求
をクリックしてください。「組み合わせた発注-受入-請求」ウィンドウが表示されます。
「組み合わせ元」の項目で、組み合わせ元の伝票を選択してください。たとえば、請求を受入に組み合わせたい場合は請求を選択してください。
処理対象にできるのは、状態が完了になっている発注、出荷/受入、請求伝票のみです。

請求は、出荷/受入に対してだけ組み合わせられます。発注は、出荷/受入に対してだけ組み合わせられます。出荷/受入は、請求または発注へ組み合わせることができます。

「検索モード」で、「組み合わされていない」伝票、または「組み合わせ済み」の伝票を検索対象にできます。
検索の絞込みをするために、取引先、製品、開始日付、終了日付を指定できます。条件を選択したら、「レコードを探す」ボタンを押してください。検索条件に当てはまる伝票がウィンドウ中段のリストに表示されます。

検索した伝票をクリックして選択すると、組み合わせ先の候補になる伝票がウィンドウ下段のリストに表示されます。(組み合わせ可能な伝票が無い場合は、何も表示されません)
「同じ取引先」、「同じ製品」、「同じ数量」チェックボックスは、取引先、製品、数量が同じ伝票だけを組み合わせるためのチェックボックスです。
他の製品(代用品など)、一致しない数量(部分的な出荷など)、他の取引先(別の仕入先など)を表示したい場合にチェックをはずしてください。

表示された組み合わせ先候補の中から、組み合わせたいデータを見つけて、左にあるチェックボックスをチェックしてください。
ウィンドウの下部にある「組み合わせ対象数量」は、選択した請求で組み合わされていない数量を表示します。「選択済み数量」では、組み合わせ先リストでチェックした伝票内の、製品数量を表示します。「差異」は「組み合わせ対象数量」と「選択済み数量」の差が表示されます。
「処理する」ボタンを押すと、組み合わせ処理が実行されます。処理が正しく動くと、伝票は組み合わせ済みになり画面から消えます。

○組み合わせ状況の確認

Adempiereには、組み合わされた伝票の確認をすることが出来る表示専用のウィンドウが2個あります。
組み合わされた発注を確認するには、メインメニューの
購買管理 > 組み合わせた発注
をクリックしてください。
この読み取り専用ウィンドウは、組み合わされた発注明細、請求明細、出荷/受入明細を製品、数量、取引日付と共に表示します。
メインメニューの
購買管理 > 組み合わせた請求
でも、同様の情報が表示されます。
発注、受入、請求(仕入先から)ウィンドウでも同様の情報を見ることができます。

○組み合わせの仕訳処理

以下の仕訳は、組み合わせ処理の仕訳です。
製品資産で使われる勘定科目は、製品ウィンドウで設定されたものです。
発注価格差異の勘定科目は、製品ウィンドウで設定されています。
発注価格差異差引の勘定科目は、会計基準、総勘定元帳で設定されています。
未請求受入の勘定科目は、取引先グループウィンドウで設定されています。
製品費用の勘定科目は、製品ウィンドウで設定されています。
・仕入先請求
借方:在庫清算
借方:製品費用
借方:料金費用
貸方:仮払い税金
貸方:買掛金
貸方:買掛金(サービス)

・組み合わせた発注(発注価格が標準原価より高い場合)
借方:発注価格差異
貸方:発注価格差異差引

・組み合わせた発注(発注価格が標準原価より低い場合)
借方:発注価格差異差引
貸方:発注価格差異

・組み合わせた請求(請求価格が現在の原価より高い場合)
借方:未請求受入
借方:在庫清算
借方:請求価格差異
貸方:製品費用

・組み合わせた請求(請求価格が現在の原価より低い場合)
借方:未請求受入
借方:在庫清算
貸方:請求価格差異
貸方:製品費用

会計基準で合意会計が有効になっていた場合、以下の仕訳処理が追加で作成されます。
製品費用の勘定科目は、製品ウィンドウで設定されています。合意の勘定科目は、会計基準で設定されています。伝票の仕訳タイプは、合意です。

・組み合わせた仕入先請求
借方:合意差引
貸方:製品費用

●仕入先請求のバッチ処理

請求バッチ処理を使うと、複数の仕入先からの請求をまとめて作成することができます。バッチ処理が完了すると、バッチ処理明細で入力した内容に基づき、仕入先請求が作成されます。この機能は、主に備品、賃貸、リースなど、受入や発注伝票に関連しない請求を作成するために使われます。

請求バッチ処理を作成するには、メインメニューから
購買管理 > 請求バッチ処理
をクリックしてください。「請求バッチ処理」ウィンドウが表示されます。

○請求バッチ処理タブ
「伝票番号」は、この請求バッチの番号です。空欄のままにするとシステムが自動で番号を設定します。
「説明」の入力は、任意です。
「伝票日付」は、「バッチ処理明細」タブで日付の初期値に使われます。各明細の日付も明細ごとに変更が可能です。
「販売取引」チェックボックスは、このバッチ処理が顧客への請求を生成する場合にチェックしてください。仕入先請求を生成する場合は、チェックボックスを非選択のままにしてください。
「仕入担当者」には、生成された請求で設定される担当者を選択してください。
「通貨」では、この請求バッチで使われる通貨を選択してください。
任意で「管理金額」を設定できます。管理金額が入力されると、伝票明細の合計が管理金額と同じでないと請求が作成できなくなります。

○バッチ処理明細タブ

バッチ処理明細タブをクリックしてください。
明細番号は、表示している明細の番号です。
伝票タイプで、このバッチ明細の伝票タイプを選択します。買掛金請求と買掛金信用メモは、同じ請求バッチ処理に含めることができます。
伝票番号は、変更できますが、「請求バッチ処理」タブで設定した値が初期値になっています。異なった取引先で、同じ伝票番号だった場合は、Adempiereは、重複した請求番号を避けるため伝票番号の数値を自動で増やします。
説明の入力は、任意です。
請求日と会計日付は、「請求バッチ処理」タブで設定した値が初期値になります。変更したい場合は修正してください。
取引先、取引先の住所、ユーザー/連絡先は、請求を作成したい取引先の情報を入力してください。
数量は、作成する請求伝票で設定される数量です。
料金は、作成する請求伝票で設定される料金の種類です。
価格は、作成する請求明細の価格を入力してください。
「税込価格」チェックボックスは価格が税込みの場合にチェックしてください。
税金は、作成する請求明細の税金を入力してください。
税額は、価格と税金を入力すると、自動で計算されます。

ツールバーの保存ボタンで、データを保存してください。
バッチ処理明細タブでは、請求バッチ処理のレコード1つに対して、複数のレコードを入力できます。ツールバーの新規作成ボタンで、必要な数のバッチ処理明細レコードを追加してください。
レコードの追加が終わったら、請求バッチ処理タブに戻ってください。
伝票金額が、明細の合計額に更新されていることを確認してください。
「請求を作成」ボタンを押すと、伝票アクションを選択するダイアログが表示されます。
ここで生成される請求の伝票状態を選択できます。完了する、または、準備を選んで、OKボタンを押してください。
処理が完了すると生成された請求の数がメッセージウィンドウに表示されます。
伝票アクションで「完了する」を選択していれば、これで仕入先請求のバッチ処理の作業は、完了です。「準備」を選択した場合は、請求(仕入先から)ウィンドウで、内容の確認または修正を行って、完了ボタンを押してください。

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