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購買管理(4ページ目)


4.受入

○受入伝票の作成
受入伝票は製品や材料を仕入れたときに作成します。
受入伝票を作成するには、メインメニューの
購買管理 > 受入
をクリックしてください。受入ウィンドウが表示されます。
受入ウィンドウを開くと、当日入力または更新された受入と、伝票状態が完了か締切でない受入が表示されます。
過去のレコードを見るには、ツールバーにある検索ボタンを押して、条件を設定せずにOKボタンを押してください。
受入ウィンドウは、仕入先からの製品や材料の受入を入力することができます。
受入伝票は、受入ウィンドウの新規作成ボタンで作成する以外に、「請求(仕入先から)」ウィンドウの「請求から受入を生成」ボタンで作成することもできます。

○受入タブ
受入タブでは、仕入先からの受入または仕入先への返却を作成、管理、入力、処理することができます。
「組織」では、この発注を作成する組織を選択してください。
「伝票番号」は、この受入の番号です。
「注文参照」は、参照番号を入力できます。
「伝票タイプ」は、受入伝票の種類を決定します。
「取引先」は必須項目です。取引先の入力欄の右にあるボタンを押して取引先を選択してください。
「取引先情報」ウィンドウが表示されます。上部の検索条件を入力して左下の更新ボタンを押すと取引先が表示されます。
名前の「%」はワイルドカードです。たとえば、「%株式会社」と入力すると、名前の最後に、株式会社とつく取引先を検索できます。
「仕入先のみ」をチェックすると、登録している取引先のうち、仕入先だけを検索します。チェックしないとすべての取引先を表示対象にします。
表示された取引先をダブルクリックすると、受入タブの取引先に設定されます。
「取引先の住所」と「ユーザー/連絡先」は、(取引先取引先に設定されていた場合)自動で設定されます。
「倉庫」の項目は任意です。倉庫は製品が保管されている一意な位置情報です。
「優先順位」は、この受入伝票の重要度を表します。
「貨物費用ルール」は、輸送費用をどのように扱うかを決定します。現時点では「貨物を含む」のみが選択できます。

○受入明細タブ

受入明細は、受入タブの「明細の作成元を選択」で自動で作成できます。
受入明細を手動で入力するには、受入明細タブをクリックして、新規レコードを作成してください。
「製品」の入力欄の右にあるボタンを押すと「製品情報」ウィンドウが表示されます。左下の更新ボタンを押すと製品リストが表示されるので、その中から選択したい製品をダブルクリックしてください。
「数量」では、この受入明細で選択した製品の数量を入力してください。
「測定単位」は、製品での設定が初期値になります。製品に測定単位変換が設定されていれば、プルダウンで別の測定単位を選択できます。適切な測定単位変換が設定されていると、発注と受入、請求を異なった測定単位で作成することができます。
測定単位変換についての詳しい情報は、製品のマニュアルを参照してください。
受入明細で、必要な数だけ明細を作成してください。

●個別属性セット
選択した製品に「個別属性セット」がある場合は、「個別属性セット」入力項目の右にあるボタンで「個別属性セット」を選択できます。(Patio ChairやFertilizer #50に属性セットが設定されています)
「個別属性セット」とは、製品がロット番号などで管理されていた場合に使われる、個々の製品が持っている属性です。
表示されるダイアログで、ロット番号を入力できます。ロット番号は、指定した製品にロット番号の設定がある場合に表示されます。
製品がロット管理かどうかは、メインメニューの
製品管理 > 製品管理ルール > 製品
にある、製品ウィンドウの製品タブで、「属性セット」の項目にロット管理用の属性セットが設定されているかどうかで決定されます。
製品ウィンドウの「属性セット」でプルダウンに表示される値は、メインメニューの
製品管理 > 製品属性 > 属性セット
で作成されたレコードです。属性セットウィンドウの属性セットタブで、「ロット」チェックボックスがチェックされていると、その属性セットはロット管理です。また、属性セットウィンドウの「ロット管理」でプルダウンに表示される値は、メインメニューの
製品管理 > 製品属性 > ロット管理
で作成されたレコードです。
ロット管理が有効になっていた場合、受入明細タブから開ける「個別属性セット」ウィンドウの「新規レコード」ボタンを押すと自動でロット番号が入力されます。
作成されたレコードは、メインメニューの
製品管理 > 製品属性 > ロット
で見ることができます。
新規レコードを作成しない場合は、ロット番号を手動で入力してOKボタンを押してください。
この受入伝票が既存のロット用の場合は、「既存のレコードを選択」ボタンを押して、この製品のロットを表示してください。
表示されたリストは、この受入伝票で指定された倉庫によって制限されます。
「すべてを表示」チェックボックスをチェックすると、保証日付が過ぎたロットや手持ち数量が0のロットも表示されます。
選択したいロットをクリックして、右下のOKボタンを押してください。
「個別属性セット」ダイアログの「ロット」プルダウンで、既存のロットを選択することもできます。
「保証日付」は、現在の日付と製品に設定された保証日付を基にして、自動で計算されます。
保証日付は、変更することも可能です。
OKボタンを押すとダイアログが閉じて、「個別属性セット」に値が設定されます。
ロット番号の接頭辞は L 、シリアル番号の接頭辞は # で、複数の属性がある場合は、属性セットの順番に基づいて – で区切られた接頭辞が連結されます。
複数のロットやシリアル番号の製品を受け取った場合は、それらを別の受入明細に入力する必要があります。
製品属性に関する詳しい情報は、製品のマニュアルを参照してください。

○確認タブ

確認タブは、読み取り専用のタブで、選択した受入明細に関連する確認を表示します。
確認の機能が有効になっていると、仕入れた製品を利用可能な在庫にする前に、製品の受取、数量などに追加的なチェック(検収)が必要になります。
確認の機能については、このマニュアルで後述します。

●組み合わせ処理
Adempiereでは、同じ取引の受入と請求を結びつけるために組み合わせ処理を実行します。
「請求から受入れを生成」処理を使うと、自動で組み合わせ処理が行われます。手動で受入や請求の伝票を作成した場合は、組み合わせ処理も手動で行う必要があります。
標準原価計算ではない原価計算の方法を使っている場合は、伝票の組み合わせ処理は必須です。組み合わせ処理がされていない受入は、仕訳処理が正しく実行できません。

○「組み合わされた発注」タブ
「組み合わされた発注」タブは、読み取り専用のタブで、この受入明細と組み合わせた発注明細の情報を表示します。

○「組み合わされた請求」タブ
「組み合わされた請求」タブは、読み取り専用のタブで、この受入明細と組み合わせた請求明細の情報を表示します。

○請求または発注から受入を作成
受入ウィンドウの受入明細タブで入力する値は、受入タブの「明細の作成元を選択」を使うことで、請求伝票や発注伝票を基にして自動で生成することができます。
すでに請求を受け取っていて、受入のための「請求(仕入先から)」伝票を作成しているなら、「請求(仕入先から)」伝票から簡単に受入を作成できます。
また、製品を注文した時に発注伝票を作成している場合は、発注伝票から受入を作成できます。
発注や受入から明細をコピーするには、受入タブの取引先を選択した後、「明細の作成元を選択」ボタンを押してください。
「明細の作成元を選択」ウィンドウが表示されるので、「発注」または「請求」のプルダウンで受入明細の基になる伝票を選択してください。
リストに明細が表示されるので、各行の左にあるチェックボックスを選択してください。「位置情報」も選択する必要があります。
OKボタンを押すと、選択した明細を基にして、受入明細が作成されます。
この手順は、異なる発注や請求の明細を1つの受入伝票にまとめたい時は、複数回行うことができます。
この手順で受入を作成すると、受入を自動で発注や請求へ組み合わせます。
ただし、仕入れた製品に「個別属性セット」(ロットやシリアル番号など)が設定されている場合は、受入明細に適切な「個別属性セット」を設定する必要があります。

受入タブに戻って、「完了する」ボタンを押してください。OKボタンを押すと処理が開始されます。
処理が完了すると、在庫は、受入タブで選択した倉庫と、受入明細タブで各製品ごとに選択した位置情報に基づいて更新されます。
製品ウィンドウで表示される製品の数量は、「利用可能」「手持ち数量」が明細で入力した数だけ増加して、「発注済数量」が明細で入力した数だけ減少します。

○受入伝票の印刷

ツールバーの印刷ボタンで受入伝票を印刷することができます。
印刷プレビューは、メインメニューのツール > 設定 でチェックを入れた場合のみ表示されます。
伝票タイプで設定されたフォーマットが印刷に使用されます。使われる言語と日付のフォーマットは、多言語伝票の機能と取引先の言語で決定されます。

○受入ウィンドウから要望を作成

受入ウィンドウでは、要望データを直接入力することができます。また、表示中の受入に対する要望を表示することもできます。
受入ウィンドウのツールバーにある「要望をチェックボタン」を押してください。
要望がすでに入力されている場合は、その要望を表示することができます。要望を新しく作成することもできます。

○受入から請求を生成

受入タブの「受入から請求を生成」ボタンを使って、受入に対応する請求を生成することができます。請求を生成するには、受入伝票が完了している必要があります。
この処理は、入力された受入伝票から請求の作成と処理を行います。受入は、正しく完了している必要があります。作成された請求は、自動で作成元の受入と組み合わされます。
「受入から請求を生成」ボタンをクリックすると、「受入から請求を生成」ダイアログが表示されます。価格リストを選択してOKボタンをクリックしてください。
作成された請求を表示するには、メインメニューの
販売管理 > 請求(仕入先から)
をクリックしてください。
請求(仕入先から)ウィンドウで、請求を表形式で表示すると、新しく作成した請求がリストに表示されます。リストにない場合は、ツールバーの更新ボタンを押してください。必要な場合は変更を行い、伝票を完了させてください。

○受入伝票の仕訳処理

以下の仕訳は、受入伝票の仕訳処理です。「製品資産」で使われる勘定科目は、製品ウィンドウで設定されたものです。「未請求受入」で使われる勘定科目は、取引先グループで設定されたものです。
・受入
借方:製品資産
貸方:未請求受入

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