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在庫管理(物理在庫(棚卸))


在庫管理のマニュアルでは、「製品管理」に含まれる在庫管理について説明します。

Adempiereでは、ツールバーの 表示 > 製品情報 で製品の在庫数を確認できます。
伝票の完了で在庫数が変化するウィンドウは、メインメニューの
購買管理 > 受入 (製品の仕入)
販売管理 > 出荷 > 出荷(得意先へ) (製品の販売)
製品管理 > 物理在庫(棚卸) (棚卸減耗)
製品管理 > 内部利用在庫 (内部利用による消費)
製品管理 > 生産 (材料になる製品の減少)
製品管理 > 在庫移動 (倉庫間での在庫移動)
があります。
また、補充レポートでは、補充が必要な製品の発注伝票などを自動で生成できます。

*在庫移動ウィンドウは、 adempiere バージョン353a以降の場合は、メインメニューの
manufacturing Management > Distribution Management > 在庫移動
にあります。

1.物理在庫(棚卸)

物理在庫ウィンドウを使うと、Adempiere上の在庫を作成、修正、削除することができます。
このウィンドウは、製品の減損(減耗)をAdempiereのデータに反映させるためのウィンドウです。

物理在庫ウィンドウを開くには、メインメニューから
製品管理 > 物理在庫(棚卸)
をクリックしてください。

物理在庫(棚卸)ウィンドウでは、在庫カウントリストを作成することができます。在庫カウントリストを修正すると、在庫数が新しい数量で更新されます。

○在庫数量確認タブ
在庫数量確認タブで、在庫の手動数量確認と調整のパラメーターを設定できます。
新規作成ボタンをレコードを追加してください。

「伝票番号」は、この在庫数量確認の番号です。新規にレコードを作成すると自動で値が設定されます。
「説明」は、この在庫数量確認の説明を入力してください。
「倉庫」には、棚卸を実施する倉庫を選択してください。
「恒常在庫」は、現時点では使用されません。
「移動日付」は、在庫移動が発生した日付を入力してください。
「伝票タイプ」では、この物理在庫の伝票タイプを指定します。初期状態では、「物理的な材料在庫」のみが選択できます。
「プロジェクト」と「キャンペーン」の選択は任意です。
「認承額」は、現時点では使用されません。

○「在庫カウントリストを作成」ボタン
データを保存した後、「在庫カウントリストを作成」ボタンを押すと、在庫数量確認明細タブのレコードが作成されます。
「在庫カウントリストを作成」ボタンを押すとダイアログが表示されます。このダイアログでは、在庫数量確認明細を作成する対象を絞り込むための条件を指定できます。

「位置情報」では、入力フィールドの右にあるボタンを押して、位置情報を選択できます。空白のままにするとすべての位置情報を対象にします。
「位置情報キー」では、位置情報のキーを入力して在庫数量確認明細の対象を制限できます。キーを部分一致で検索したい場合は、「%」記号を使ってください。
例えば、「test1」「test20」「test_abcde」を対象にしたい場合は、「test%」と入力してください。
「製品キー」では、製品のキーを入力して在庫数量確認明細の対象を制限できます。キーを部分一致で検索したい場合は、「%」記号を使ってください。

「製品カテゴリー」で、処理対象の製品カテゴリーを選択してください。
「在庫数量」では、処理対象になる在庫数量の状態を選択してください。
「Set Inventory Count」は、作成される「在庫数量確認明細」の「数量カウント」を手持ち数量にするか0にするかを選択してください。

「古い/既存のレコードを削除」は、2回目以降の明細の作成で、以前に実行して作成されたリストを削除したい場合に選択してください。
このチェックボックスがチェックされていると、既存の在庫数量確認明細レコードは削除されます。チェックされていないと、既存のレコードに新しいレコードが追加されます。
「在庫カウントリストを作成」処理は、異なった条件で別の在庫数量確認明細を作成するために、複数回実行することが出来ます。その場合は、「古い/既存のレコードを削除」はチェックしないでください。

右下のOKボタンを押すと処理が実行されます。処理が正しく実行されると物理在庫ウィンドウの下部にあるステータスバーに作成されたレコード数が表示されます。

○在庫数量確認明細タブ
処理を実行した後、在庫数量確認明細タブに移動すると作成されたリストが表示されます。
ツールバーの「表形式」アイコンをクリックすると表形式表示と詳細表示を切り替えられます。

ツールバーの「レポート」アイコンをクリックするとレポートのウィンドウが表示されます。
レポートウィンドウの印刷アイコンを押すとプリンターで印刷することが出来ます。これを実際の在庫数確認(棚卸作業)に使うことが出来ます。

実地の在庫確認をして差異があったら、在庫数量確認明細タブの「数量カウント」に実際の数量を入力してください。
「数量記録簿」は、Adempiereが記録している個数を表します。「数量カウント」の値を変更すると、その差が更新(仕訳)されます。

製品が実物属性を持っている場合は、在庫数量確認明細に、同じ製品のレコードが複数作成されます。実物属性を持った製品は、属性ごとにひとつのレコードが作成されます。
製品属性については、製品管理のマニュアルを参照してください。

「説明」は、必要に応じて在庫数量確認明細レコードの説明を入力することができます。
「在庫タイプ」では、在庫差異または料金勘定科目を選択してください。
在庫差異を選択した場合は、在庫の損益が、会計基準で設定した倉庫差異の勘定科目へ仕訳されます。
料金勘定科目を選択した場合は、料金を選択する項目が表示されます。

○属性タブ
属性タブは、表示専用のタブで、属性を持った製品が受入伝票の処理で在庫された場合にデータが表示されます。
このタブは、メニューバーの、ツール > 設定で「アドバンスタブを表示」をチェックしたときにだけ表示されます。
在庫数量確認明細のすべてのレコードで、実際の在庫数の入力をしたら、在庫数量確認タブに戻ってください。
在庫数量確認タブで、「完了する」ボタンを押すと、在庫数量確認明細で数量を修正した製品の数量が更新されます。

ツールバーの 表示 > 製品情報 で製品の在庫数を確認できます。
製品情報ウィンドウの右上にある、「倉庫」のプルダウンは、在庫数量確認タブで選択した倉庫を選択してください。左下の更新ボタンを押すと最新の在庫数が表示されます。

在庫数量確認タブの「完了する」処理が正しく完了すると、ウィンドウの下部に更新されたレコードの個数が表示されます。
また、「未仕訳」ボタンが表示されます。「未仕訳」ボタンを押すと、確認ダイアログが表示されます。OKボタンを押すと仕訳が実行されます。
仕訳を処理するには、アプリケーションサーバーが起動している必要があります。

○物理在庫の仕訳処理

物理在庫の仕訳では、在庫数量確認タブで選択された組織が、会計取引で使われます。ただし、在庫数量確認明細タブにある「在庫タイプ」で「料金勘定科目」が選択されていた場合は、在庫数量確認明細タブの組織が、会計仕訳に使われます。この場合は、組織間支払いの仕訳が作成されます。

物理在庫に関する仕訳処理の概要は以下のとおりです。
製品資産に使われる勘定科目は、製品ウィンドウで設定できます。
料金に使われる勘定科目は、料金ウィンドウで設定できます。
倉庫差異に使われる勘定科目は、倉庫と位置情報ウィンドウで設定できます。

・物理在庫(在庫の減少と費用への仕訳)
借方:料金
貸方:製品資産

・物理在庫(在庫の増加と費用への仕訳)
借方:製品資産
貸方:料金

・物理在庫(在庫の減少と倉庫差異への仕訳)
借方:倉庫差異
貸方:製品資産

・物理在庫(在庫の増加と倉庫差異への仕訳)
借方:製品資産
貸方:倉庫差異

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